2020年12月31日木曜日

実家に戻ることにした自分の備忘録4<なかなか保釈されなかったワケ>

過去を思い出しながらの投稿になるので時系列がむちゃくちゃで、とりあえず思い出した順に書きなぐっています。


裁判、特に精神疾患持ちの方、その周囲の方への少しの参考にでもなればと思います。



今回はなかなか保釈が認められなかったワケを話していこうと思います。


彼のいちばんの罪といわれるものは「放火」であり、これは必ず弁護人をつけないといけない大きな裁判になるそうです。ちなみに今回は否認裁判です。

そんなお金ないよ!!ということで国選弁護人についてもらうことになりました。


この国選弁護人というのは手当てがめちゃくちゃ少ないらしいです。(ネット情報)


なので、適当にやってお終いなのかと思っていましたが、今回担当された方は最高の方でした。


親身にいろいろと動いていただいて本当に助かりました。ただ最後のほうは長男がちゃんと自分の思っていることなどを言わず(統合失調症の陰性症状のせいもあったとは思います)弁護士の方も心が折れてしまったんだろうなと。


長男のためにいろいろ動いていてくれていた方は残念ながらだいたい不幸になったように思います。





話はそれましたが、
「保釈」の話。

なぜ彼がなかなか保釈されなかったか。
理由はとして大きいのは
「裁判所(裁判官)は、保釈の許否を決定する前に、検察による請求による場合と急速を要する場合を除いて、検察の意見を聴かなければならない(刑事訴訟法92条)」


おそらく検察官がごねたんだと思います。
特に物的証拠などがあまりなく、保釈されたから証拠の隠滅を図ったりといことはあまり考えられません。
弁護士の方はなんで保釈してくれないのかわからん。と常々おっしゃっていました。


結局保釈が認められたのは逮捕されてからおよそ一年が経つころでした。


実際実家は農業を生業としていたので、本来中心になって働く人物が一人なぜか保釈してくれないから働けない。
実家はほぼ廃業に陥りました。(自分が少し手伝える分は手伝っていましたが)
長男が統合失調症だとわかったのは保釈後だったので、結局働けるような身体状況ではなかったのですがね。

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