2021年1月6日水曜日

薫式水稲栽培3<化成肥料と有機肥料>

 福井県のコシヒカリは一昨年から特別栽培米は有機肥料100%でないと加算が行われなくなりました(以前は有機肥料50%以上で加算)



ですので、それまでは有機肥料を化成肥料半分ずつ配合の1発肥料を使っていました。



去年は化成肥料100%(一発肥料)の圃場と有機肥料100%(基肥+穂肥)の圃場を作りましたので比較をしていこうと思います。

窒素量は化成肥料は10a辺り7~8㎏、有機肥料は7㎏。



ちなみに50坪疎植・深水栽培です(前回記事参照)



結果として、収量に関してはどちらも6俵ほど。

食味値は5点ほど有機肥料のほうが勝っていました!



有機肥料を使うメリットとしては味が良くなる。

デメリットとしては穂肥作業が必要、肥料代が高い。

結局、売り上げとしては農協などに卸す場合は化成肥料を使ったほうが楽なのだろうということになります。

自分で売り先を確保して売る場合は有機肥料のほうが付加価値がつくので、売りようによっては稼げると思います。(自分で売ることに関してはまた書いていこうと思います)



肥料のみならず、栽培管理でも品質は変わりますので一参考にしてみてください。

ちなみに同じ地域の山間で作られている方は50%有機肥料で食味値88点だったそうです!

僕ももっと工夫してやっていこうと思います。

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