アウランガバードからタージ・マハールのあるアーグラーまでこの旅で初めて寝台列車を使ってみた。
エアコン付きの寝台しか空いてなく、1435ルピー(3000円程度)で1000km、20時間の旅が始まった。
たまたまエローラで出会った日本人と隣の席だった。
車内に乗り込むと自分らの席は既にインド人で埋めつくされていた。
『ここ、僕の席なんですけどー。』
『私たちはファミリーなんだ。できれば席を交換してくれないか?』
『いや、それはちょっと。。。』
いきなりトラブルは不味いなーと話を続けた。
何度も頼んでくるため、しょうがなく応じることに。
何故かこの車両は頭にターバン巻いたスィク教っぽい人たちが多い。
そんな方達が手にしているのはスマホ、タブレット。エアコン付きの車両はエアコン無しの車両に比べ三倍の値段。1番安い席の五倍。インドでも富裕層なのだろう。
若干子腹が空いてきたと思ったら、インド人達がバケツでカレーを配りはじめた。
誰もお金を払っていないので、最初はサービスかと思っていたが、どうやらスィク教の方達が勝手に持ち込んだカレーを配っているようだ。初めて過ぎてイマイチ勝手がわからなかったのでタダ飯に預かってしまった。
それで若干の引け目が出てきて席の交換に応じることに。
特に車掌に何か言われることもなく、すんなり事が運んだ。
夜も更けてきて、寝台の明かりが消される。
インドの列車はエアコン効きすぎて寒いと聞いていたが、そうでもなく快適に過ごせた。
朝が来て起き、停車中にチャイを啜りながら列車は進んでいった。
イマイチここがどこかわからず、確認すると20分遅れているとのこと。
もっと遅れることを覚悟していたがここでも肩透かしを食らったような感じになる。
アーグラー駅に到着。
うん意外とインド鉄道真面目なのねw
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